『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

篠田 節子 (しのだ せつこ)

掲載作品数
1 作品
最高順位
第 32 位

※現在当サイトでは2014年版~2026年版のランキングデータを集計対象としています。

作風と魅力

日常のすぐ隣に潜む狂気や歪みを鋭く切り取る、圧倒的なリアリティを持った筆致が持ち味です。行政機関での勤務経験など多彩な背景を活かし、現代社会が抱える闇や人間の業を冷徹かつ多角的な視点から描き出す物語世界を構築しています。

🏆 代表作
インドクリスタル

インドクリスタル ➔

人工水晶の開発に不可欠なマザークリスタルの買い付けのため、山峡ドルジェの社長である藤岡はインドの奥地へ赴く。宿泊先で使用人兼売春婦として虐げられていた少女ロサを救い出した彼は、村人たちとの根気強い交渉や過酷な試掘作業を重ねていく。しかし、文化の壁や利権の思惑が絡み合う現地で、次々と想定外の困難と不条理な現実に直面し、追い詰められていく人間の業を鮮烈に描き出す長編小説。

💡 おすすめポイント・見どころ

異国の地で繰り広げられる開発事業の裏側に、人間の欲望と救済のドラマを鋭く抉り出した社会派小説の傑作です。文明の衝突と現地社会のリアルな息づまいが、作者ならではの緻密な取材力によって驚くべき臨場感で立ち上がります。単なる経済活動の枠を超え、理不尽な環境下で他者を救おうとする主人公の葛藤が、読者に深い倫理的問いを投げかけます。重厚な読み応えと人間ドラマの妙を堪能できる、心揺さぶる力作です。

代表作・シリーズ
  • 鏡の裏側(2023年)
  • 女たちのテロリズム(2020年)
  • 久遠(2015年)
主な受賞歴
  • 2015年 第28回山本周五郎賞(『getStolen』)
  • 2009年 第15回中山義秀文学賞(『仮想儀礼』)
  • 1997年 第117回直木賞(『女たちのテロリズム』)」

『このミス』歴代ランクイン作品 RANKED WORKS

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