友達以上探偵未満
忍者の里として知られる三重県伊賀市の高校に通う伊賀ももと上野あおは、地元の謎解きイベントの最中に本物の殺人事件へと巻き込まれる。探偵小説を愛する二人は、ももの鋭い直観力とあおの確かな論理力を武器に事件の真相へと迫っていく。それぞれの特長を活かしたコンビネーションが試される本格ミステリの幕が開く。
💡 おすすめポイント・見どころ
麻耶雄嵩が描く本格ミステリの醍醐味は、ポップな設定の裏に潜む容赦ない知的罠にあります。直観と論理という対照的なアプローチで事件に挑む女子高校生コンビの軽妙なやり取りを楽しんで読んでいると、鮮やかに裏切られる快感を味わえます。頭を柔らかくして挑まなければ絶対に真相に辿り着けない、ミステリファンの知的好奇心を心地よく刺激する一冊です。