さらばスペインの日日
💡 激動の戦後ヨーロッパ、スパイたちの愛と裏切りの十字路。
第二次世界大戦終結直後のスペイン。密命を帯び潜行していた日本陸軍情報将校・北都昭平は、日本の無条件降伏により戦犯指定の危機に陥る。一方、英国情報部員のヴァジニアは、上層部であるキム・フィルビーの二重スパイ疑惑を暴こうと奔走する。国境と戦火を越えて惹かれ合う二人に過酷な運命が立ちはだかる。
💡 おすすめポイント・見どころ
激動の時代に翻弄されながらも、国家の謀略と個人の尊厳の間で闘う男と女の姿を重厚な筆致で描き切る極上の歴史サスペンス。歴史の裏側でうごめく実在のスパイたちの暗躍と、敵味方に分かれながらも愛を貫こうとする男女の切なさが緻密に絡み合う。緊迫感漂うスパイ合戦の果てに待ち受ける哀切の結末が、読者の胸を深く打ち抜く。