水底の棘
💡 死体が語らぬ真実を、虫たちのざわめきが暴き出す。
東京湾の荒川河口で発見された、虫や動物による損傷が激しい水死体。身元特定の困難な遺体を前に、解剖医と鑑識は絞殺後に遺棄されたものと推定する。だが、第一発見者であり法医昆虫学者である赤堀涼子は、ウジや微物に残された証拠から全く別の見解を打ち出す。遺体に群がる虫たちの声なき証言を元に、執念の捜査が幕を開ける。
💡 おすすめポイント・見どころ
「法医昆虫学」という極めてユニークな科学捜査の切り口から事件の真相に迫る、かつてない警察小説です。遺体にたかる虫や微小な痕跡から事件を読み解いていくプロセスが実に新鮮で、科学的知見と人間ドラマが見事に融合した傑作です。