蜃気楼の犬
💡 正義などどうでもいい。俺はただ、妻を守る。
身重の妻を愛するあまり、彼女から幸せを奪う可能性をすべて排除しようとするベテラン刑事・番場。ルーキーとともに難事件の捜査に奔走する中で、彼は自らが信じる正義の輪郭を見失っていく。
💡 おすすめポイント・見どころ
「守るためなら何でもする」という歪んだ狂気と正義の境界線を描き出す、新世代の警察小説の傑作です。圧倒的な熱量を持つ主人公の姿は危うさを孕みながらも、読者の心を強烈に捉えて離しません。連作短編の形式を取りながら、全編を通じてうねるようなサスペンスの構造に息をのむこと間違いなしです。