虚史のリズム
戦後間もない1947年の東京。進駐軍の物資横流しを食い扶持にしつつ、私立探偵として活動を始めた石目鋭二。山形の軍人一家・棟巍家で起きた惨殺事件を機に、石目は戦友の依頼を受け調査を開始する。同じ頃、東京裁判の行方を左右する機密「K文書」の行方を追う愚連隊からの依頼が重なり、物語は混迷を極める。戦時下の影を引きずる記憶と記録が交錯する中、絶え間なく刻まれる「dadadadadada」という奇妙なリズムが意味するものとは。近現代史の闇を暴く、規格外のミステリー。
💡 おすすめポイント・見どころ
戦後日本の暗部に隠された機密文書と、血塗られた一族の惨劇が巧妙に絡み合う重層的なプロットに圧倒されます。過去と現在を繋ぐ奇妙なリズムの正体を追ううちに、歴史の裏側に潜む得体の知れない恐怖と魅惑的な謎の迷宮へと深く引きずり込まれていく、圧倒的スケールの超大作です。