難問の多い料理店
ビーバーイーツの配達員として働く大学生。注文先のレストランで、オーナーシェフから報酬と引き換えに怪しげな依頼を持ちかけられる。それは、探偵業を「ある手法」でこなすこの店特有のトラブル解決業務だった。アパートの火災、置き配の謎、指を欠損した轢死体。配達員は情報を運び、オーナーは華麗に難問を料理する。だが、口外すれば命はない。新時代ミステリ界の旗手が放つ、笑いと驚愕、そして背筋が凍るような真実の数々。日常の隙間に潜む闇を解き明かす、危険な料理店。
💡 おすすめポイント・見どころ
ギグワークの悲哀とミステリが見事に融合した、中毒性の高い一冊です。配達員という立場を利用して事件に首を突っ込んでいく構成が実に巧みで、次々と飛び出す謎の質も非常に高い。読みやすい筆致の中に、時折ゾッとするような毒を忍ばせる著者の手腕には、前作を読んだ方も唸らされるはず。