新しい十五匹のネズミのフライ
赤毛組合事件の犯人一味が脱獄した。しかし肝心のホームズは重度のコカイン中毒で幻覚に囚われ、ワトソン博士は独り途方に暮れる。犯人たちの仰天の大計画が動き出す中、陰で囁かれる新しい十五匹のネズミのフライという不気味な言葉。謎と仕掛けに満ちた島田荘司による本格ホームズパスティーシュの大作。
💡 おすすめポイント・見どころ
名作『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』から三十年余を経て放たれる、極上のホームズパスティーシュ。コカイン中毒で動けない名探偵と、絶体絶命の危機に立ち向かうワトソンという極限のシチュエーションが実にたまりません。かつての未解決事件と脱獄犯の大計画が絡み合う緻密なプロットは、ミステリファンの知的好奇心を容赦なく刺激してやまない圧倒的な読み応えを誇ります。