『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

わたしの隣の王国
2017年版 第29位 30 点

わたしの隣の王国

高校を卒業したばかりの空手少女・杏那は、研修医の恋人である優と共に日本有数の広大なテーマパークを訪れ、楽しい休日を満喫していた。しかし、ほんのわずかな隙に優が忽然と姿を消し、周囲の誰もがその存在すら忘れたかのような奇妙な状況に直面する。二つの完璧な密室状態での人間消失、複雑怪奇な暗号と魔法のトリック、そして消去法で組み立てられたねじれた論理の迷宮。夢の国というファンタジーの舞台で仕掛けられた、あまりにも残酷で鮮やかな挑戦状の正体とは。

💡 おすすめポイント・見どころ

「目の前にいるのに、誰もその存在を認識できない」という悪夢のようなシチュエーションから紡ぎ出される論理のパズルが、あまりにも美しく強烈です。ポップで華やかなテーマパークという舞台装置が、逆に密室の閉塞感とトリックの異質さを際立たせるという鮮やかなコントラストに舌を巻かされます。ロマンチックな表題の裏に隠された冷徹なまでのロジックの積み重ねは、すべての謎解きファンを極上の知的興奮の渦へと巻き込むこと間違いありません。

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📚 単行本
1,980 円(税込)
わたしの隣の王国

わたしの隣の王国

出版社
新潮社
レーベル
-
発刊年月
2016年9月
ページ数
308 ページ
ISBN-13
9784103503118
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