犬の掟
💡 迷わず撃て。お前が警官ならば――緊迫の四十時間が始まる。
東京湾岸で射殺体が発見された。蒲田署の刑事は事件を追い、捜査一課の同期刑事には所轄より先に犯人を突き止めよという内偵の密命が下される。浮かび上がる幾つもの不審死、半グレグループの暗躍、そして公安の影。二組の捜査が交錯し、刑事の嗅覚が死角に潜む犯人をあぶり出す。緊迫の四十時間を描く王道の警察小説。
💡 おすすめポイント・見どころ
迷わず撃て、お前が警官ならば——というあまりにも重い言葉が、全篇を通じて容赦なく読者の胸を突き刺します。所轄と本庁の隠れた水面下の攻防、半グレと公安が入り乱れる東京湾岸の闇を、比類なき疾走感で描き切る手腕はさすがの一言。単なる犯罪捜査にとどまらず、組織の中で葛藤する男たちの生き様が泥臭くも圧倒的な熱量を持って迫ってくる傑作です。