消滅 VANISHING POINT
💡 この空港のどこかに、テロリストが潜んでいる。
超巨大台風の接近により混乱する日本の某空港。通信障害が発生する中、入国審査で止められた十一人と一匹が別室へ連行される。彼らの中に消滅というコードネームのテロを起こす人物がいるという。世間から完全に孤絶した巨大空間の中で、緊迫を極めるテロリスト探しが幕を開ける。読売新聞の人気連載小説が待望の単行本化。
💡 おすすめポイント・見どころ
暴風雨で孤立した空港という逃げ場のない閉ざされた空間が、それだけで極上の舞台装置として完璧に機能しています。国籍も目的もバラバラの入国者たちの中にテロリストが紛れ込んでいるという、一触即発のサスペンスが幾重にも張り巡らされた伏線と共に展開。登場人物一人ひとりの思惑が交錯する心理戦の妙味を、心ゆくまで堪能できる極上の群像劇です。