インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー
1775年、独立戦争に揺れるアメリカ。収監された謎の男エドワード・ターナーのもとへ、記者ロディが訪れる。問われたのは、コロニストとモホーク族の息子アシュリー・アーデンを殺害した動機。深まる歴史の闇と幾重もの思惑が絡み合う中、正義と真実の輪郭が歪み始める。歴史の表舞台に隠された残酷な真実に迫る、本格歴史ミステリのシリーズ最終作。
💡 おすすめポイント・見どころ
独立戦争の喧噪の裏でひっそりと繰り広げられる、重厚にして残酷な心理戦。歴史の大きなうねりと個人の業を見事に融合させる手腕は、まさに皆川博子作品の真骨頂です。明かされる動機の背後に横たわるのは、国家の対立か、それとも人間の底知れぬ業か。シリーズの幕引きにふさわしい、圧倒的な読後感が待ち受けています。