代官山コールドケース
川崎の殺人事件現場に遺されたDNAが指し示したのは、17年前に代官山で起きたカフェ店員殺人事件の冤罪の可能性。公訴時効撤廃を受け、再捜査の対象となった難事件に特命捜査対策室のエース水戸部らが挑む。かつて同潤会アパートがあった街を舞台に、少女の夢を踏みにじった犯人の痕跡が浮かび上がる。
💡 おすすめポイント・見どころ
過去の未解決事件と現在の捜査が緻密に交錯し、警察小説としての重厚なリアリティと謎解きの面白さを高次元で両立させています。かつての東京の風景描写が物語に深い陰影を与え、刑事たちの息遣いや執念がリアルに胸に響いてきます。骨太なミステリーを愛する読者の期待を裏切らない、佐々木譲の真骨頂です。