交番相談員 百目鬼巴
定年退職後、交番相談員として働く百目鬼巴。穏やかな見た目とは裏腹に、「県警本部の刑事部長でも頭が上がらない」「未解決事件の捜査要請があった」「科学捜査に精通」といった噂が囁かれる。若手警察官は、彼女が卓越した洞察力で事件の真相や裏側を見抜くことに驚愕。警察官たちの闇と罪を見通す、新感覚の連作警察ミステリ短編集。
💡 おすすめポイント・見どころ
一見するとどこにでもいそうなおばさん相談員が、わずかな違和感から巨大な組織の闇や事件の核心を看破していく過程の鮮やかさに魅了されます。わずかなページ数の中に周到な伏線と驚きを凝縮させる短編ミステリの妙技は、まさに当代随一の腕前と言っても過言ではありません。一話完結の読みやすさと、読後に残る深い余韻を心ゆくまで味わえる新たな警察小説の金字塔です。