ぼくは化け物きみは怪物
小学校で起きた同級生の襲撃事件、滅亡の危機にある人類、郭町の毒殺事件、そして見世物小屋で予言された怪事件。鬼才・白井智之が提示する世界には、常に歪な論理と残酷な情熱が同居している。異星生物のバラバラ死体や、無垢なる子供が抱く凶暴な衝動。常識を覆す奇想天外な設定が、本格ミステリの骨組みの上で次々と結晶化していく。読者の思考を根底から突き刺す、容赦なき短編集。その深淵に潜む、化け物たちの正体とは。
💡 おすすめポイント・見どころ
常軌を逸したアイデアと倫理観のギリギリを攻める世界観が、読者を強烈な読書体験へと引きずり込みます。一見すると歪で不気味なシチュエーションの裏側で、極めて緻密に組み立てられたロジックが美しく結実する瞬間はまさに圧巻です。美しさと残酷さが同居する、唯一無二の頭脳戦を味わいたい方に強くおすすめしたい短編集です。