或るエジプト十字架の謎
💡 神の悪戯か、人間の業か。不可能犯罪の迷宮へようこそ。
トランクルームの密室殺人や、案内板に磔にされた首なし死体など、常軌を逸した不可能犯罪の数々が突如として発生する。世界法医学交流シンポジウムのために来日したアメリカ人法医学者エリザベスと、ガイドを務める南美希風は、奇跡のごとき偽装に彩られた謎めいた現場へと足を踏み入れる。科学と論理の限界に挑む難解な事件の真相に迫っていく。
💡 おすすめポイント・見どころ
古典的名作へのリスペクトを感じさせながら、現代の法医学的アプローチを取り入れた本格ミステリの意欲作。次々と突きつけられる奇妙キテレツな殺人現場の謎と、それを鮮やかに解きほぐしていく論理の美しさが際立ちます。知恵と科学の粋を尽くして不可能犯罪に挑む知的興奮を、存分に味わい尽くせる贅沢な一冊です。