揺籃の都 平家物語推理抄
💡 平家絶頂期の裏で起きた、歴史を揺るがす怪事件。
1180年、平清盛は反対を押し切って京都から福原への遷都を強行する。清盛の息子たちが還都の説得と敗戦の報告に邸を訪れるが、それを機に怪事件が続発する。寝室から守護刀が消え、不吉な夢を喧伝する青侍が切断された屍で発見される。清盛の異母弟・平頼盛は、源頼朝との内通を疑われながらも孤軍奮闘し、変死事件の謎に挑む歴史ミステリ長編。
💡 おすすめポイント・見どころ
平安末期の動乱という歴史のうねりを背景に、重厚な謎解きと人間ドラマを融合させた珠玉の歴史ミステリです。平家一門の権力闘争と源氏の影が揺らめく緊迫した空気の中、疑心暗鬼に満ちた屋敷内で次々と発生する怪事件の真相に迫ります。細密な時代考証に裏打ちされたリアリティと、一族の命運を賭けた論理的推理の競演から一瞬たりとも目が離せません。