死と砂時計
世界各国から集められた死刑囚を収容するジャリーミスタン終末監獄。親殺しの罪で収監されたアラン青年は、監獄の牢名主と呼ばれる明晰な頭脳を持つ老人シュルツと出会い、その助手として監獄内の事件捜査に挑む。死刑執行前夜の密室状態の独房で起きた囚人の斬殺事件や、満月の夜に行われた奇妙な脱獄の謎。そしてアラン自身が罪に問われた殺人事件の真相が、終末監獄という特殊な舞台で鮮やかに暴かれていく。
💡 おすすめポイント・見どころ
世界の果ての終末監獄という閉ざされた舞台で展開される、奇想天外な謎解きに心奪われます。死刑囚という一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす極限の心理戦と、論理的でありながら鮮やかな逆説に満ちた本格ミステリの醍醐味。読者の常識を軽々と超えてくる驚愕の結末まで、一瞬たりとも目を離すことができません。