ブルーローズは眠らない
💡 密室の温室、青いバラの蔓、そして「実験体七十二号」の血文字。
遺伝子研究を行うテニエル博士の屋敷に保護された少年エリック。彼は謎の実験体七十二号の影に怯えながら日々を過ごしていた。一方、前事件で閑職に回されたマリアと漣は、幻の青いバラを開発したテニエル博士とクリーヴランド牧師の調査を依頼される。しかし両者への面談直後、蔓で閉ざされた密室状態の温室で、切断された首と血文字が発見された。極寒の地を舞台に、前作を凌駕する冷徹なトリックと残酷な運命が幾重にも交錯する本格ミステリー。
💡 おすすめポイント・見どころ
前作で世界を凍てつかせた圧倒的な本格ミステリーの磁場が、さらなる残酷さと洗練されたロジックをまとって帰ってきました。青いバラが絡みつく完全なる密室、血文字で残された不気味な警告、そして背筋が凍るような遺伝子研究の秘密が、容赦なく読者を非現実の悪夢へと引きずり込みます。散りばめられた伏線が驚愕の真相へと収束していく知的興奮は、極上のミステリー体験を約束してくれます。