魔眼の匣の殺人
💡 予言された死のカウントダウン。逃げ場なき匣のなかで惨劇が始まる。
人里離れた“魔眼の匣”を訪れた葉村譲と剣崎比留子。施設の主である予言者の老女は来訪者たちへ、あと二日のうちにこの地で四人が死ぬと告げる。外界と繋がる橋が燃え落ちた直後、予言の成就を思わせる凄惨な死が訪れる。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し、閉じ込められた者たちは混乱と極限の恐怖に呑み込まれていく。
💡 おすすめポイント・見どころ
極限の物理的孤立と逃れられない予言という、ミステリの醍醐味を極限まで凝縮したパニック・ミステリの極北。刻一刻と死のタイムリミットが迫る閉ざされた空間で、論理の糸を手繰り寄せようとする登場人物たちの必死の足掻きが、読者の脳裏を激しく揺さぶる。容赦なく突きつけられる絶望の淵で、いかにして真相にたどり着くのか。息もつかせぬジェットコースター展開と、驚愕の真相に圧倒される。