ポルターガイストの囚人
誰もいないはずの家で響く襖の開閉音、触れていないのに落下する遺影、ひとりでに動くこけし、そして鏡に映る黒い人影——。〈あしや超常現象調査〉の芦屋晴子と越野草太は、古い一軒家でポルターガイストに悩まされる人物からの依頼を受ける。世界各地のポルターガイスト現象から法則性を導き出し、独自の対策を編み出して超常現象に立ち向かう二人。現象は一度収束したかに見えたが、依頼人は失踪し、やがて晴子と越野の周囲までもが奇怪な現象に蝕まれ始める。予測不能のホラーミステリ、待望のシリーズ第2弾。
💡 おすすめポイント・見どころ
超常現象を科学的に解明しようとする試みが、かえって恐怖の輪郭を際立たせています。単なるホラーではなく、論理と非論理が激突するスリリングな展開が最大の魅力です。閉鎖された空間で追い詰められていくキャラクターたちの心理描写も秀逸で、読者もまた同じ場所に閉じ込められているかのような息苦しさを味わえます。恐怖の奥にある隠された真相が明らかになる瞬間、背筋が凍るような戦慄を覚えるはずです。