分かれ道ノストラダムス
二年前の親友の死に深い後悔を抱える高校生のあさぎは、遺された日記を手がかりに、彼の死を回避できた可能性の検証を試みる。クラスメイトの八女を伴い、生前の足取りをたどる二人の背後に不気味な宗教団体の影が忍び寄る。終末思想に染まった信者たちの連続不審死と、あさぎたちの個人的な追跡が予想外の接点を見せる時、歪んだ世界のなかで重大な選択の時が訪れる。
💡 おすすめポイント・見どころ
多感な青春の焦燥感と、社会の片隅でうごめく不穏な終末論が見事に交錯するスリリングな物語です。過去の小さな選択を悔やむ主人公たちの痛切な思いが、予測不能なサスペンスのなかにリアリティを与えています。人生の岐路に立つ危うい美しさを鮮やかに切り取った、心を揺さぶる青春ミステリの佳作です。