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🏆 代表作
午前零時の評議室 ➔
大学生の美帆に届いた裁判員選任の案内状。事前オリエンテーションに集められた裁判員たちを待っていたのは、異例の事態だった。一方、事件を担当する弁護士の羽水は、検察の描くストーリーに疑問を抱き、見逃された謎に着目。被害者の靴下が片方だけ持ち去られた理由を起点に、事件の洗い直しを始める。法廷、デスゲーム、本格ミステリが融合した、第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。伏線だらけのタイムリミット脱出劇が展開される。
💡 おすすめポイント・見どころ
法廷という整然とした場所が、一夜にしてデスゲームの舞台へと変貌する落差が、極上のスリルを生み出しています。ただの脱出劇として終わらせず、法的な観点や証拠の重要性を論理的に組み合わせる手腕は、新人離れした完成度を誇ります。なぜ靴下なのか、という小さな違和感が、物語の結末に向かってどのように収束していくのか。その過程はまさに圧巻の一言です。ミステリの持つ論理的な面白さと、エンターテインメントの疾走感を両立させた、今後の活躍が期待される著者の才能を強く感じさせます。