『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

奥泉 光 (おくいずみ ひかる)

掲載作品数
3 作品
最高順位
7

※現在当サイトでは2019年版~2026年版のランキングデータを集計対象としています。

作風と魅力

重層的な物語構造と虚実のあわいを巧みに揺さぶる実験的な作風で文学界に独自の地位を築く作家です。夏目漱石の文体模倣に挑んだ『「吾輩は猫である」殺人事件』や芥川賞を受賞した『石の来歴』など、知的な遊び心と深い人間洞察に満ちた作品で多くの熱心な読者を魅了し続けています。

🏆 当サイト最高順位作品 (2019年版 第7位)
雪の階
第 7 位 109

雪の階

昭和十年の秋、伯爵を父に持つ女子学習院高等科の惟佐子は、親友である寿子の心中事件に疑問を抱きます。富士の樹海で陸軍士官と共に遺体で発見されたはずの寿子から、なぜか仙台の消印が押された葉書が届いたのです。この不可解な謎を軸に、ドイツ人ピアニストや女カメラマン、新聞記者など多彩な人物が次々と登場し、物語はやがて二・二六事件へと繋がっていくことになります。
💡 おすすめポイント・見どころ 昭和初期の退廃的な空気感を背景に、複雑に絡み合う人間関係を描き出した重厚なミステリです。個人の心中事件の謎が歴史的事件へと収斂していく構成が鮮やかです。
代表作・シリーズ
  • 雪の階(2018年)
  • 東京自叙伝(2014年)
  • 石の来歴(1993年)
主な受賞歴
  • 2025年 第49回川端康成文学賞受賞(『清心館小伝』)
  • 2024年 第66回毎日芸術賞受賞(『虚史のリズム』)
  • 2018年 第31回柴田錬三郎賞受賞(『雪の階』)

『このミス』歴代ランクイン作品 RANKED WORKS

2025年版 第 13 位 51点 虚史のリズム
2021年版 第 12 位 67点 死神の棋譜
2019年版 第 7 位 109点 雪の階