『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

新川 帆立 (しんかわ ほたて)

掲載作品数
1 作品
最高順位
第 9 位

※現在当サイトでは2014年版~2026年版のランキングデータを集計対象としています。

作風と魅力

元弁護士で元プロ雀士という異色の経歴を持ち、圧倒的なリアリティとスピーディーな展開で現代ミステリ界を疾走する気鋭の作家です。東京大学法学部及び同法科大学院を卒業し法律事務所に勤務した後、企業内弁護士として働きながら小説の執筆に挑戦しました。第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞に輝いた『元彼の遺言状』で鮮烈なデビューを飾り、鋭いリーガル視点と斬新なトリックで多くのミステリファンを魅了し続けています。

🏆 代表作
目には目を

目には目を ➔

重大な罪を犯し、少年院で出会った六人の少年たち。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、ある少年が密告したことで、娘を殺された遺族が別の少年の居場所を突き止め、殺害に至る。人懐っこく少年院での日々を「楽しかった」と語る元少年、高IQゆえに生きづらいシステムエンジニア、猟奇殺人犯として日常をアップする動画配信者など、個性豊かな六人。かつての少年たちのうち、誰が被害者で、誰が密告者なのか。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。

💡 おすすめポイント・見どころ

加害者と被害者という単純な二元論では決して語れない、若者たちの重い過去が容赦なく突きつけられます。少年院という閉鎖的な空間で育まれた奇妙な連帯が、社会に出た途端に密告という形で瓦解する描写には息を呑みます。登場人物たちが抱える「生きづらさ」と、それを覆うシステムの冷酷さは、読み手に深い考察を促すでしょう。誰が誰を売ったのかというミステリー的な興味を牽引力にしつつ、最後には人間の本質を鋭く抉り出す筆致が秀逸です。

代表作・シリーズ
  • 元彼の遺言状(2021年)
主な受賞歴
  • 2020年 第19回このミステリーがすごい!大賞(『元彼の遺言状』)

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