『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

古処 誠二 (こどころ せいじ)

掲載作品数
1 作品
最高順位
21

※現在当サイトでは2019年版~2026年版のランキングデータを集計対象としています。

作風と魅力

自衛隊での実務経験を背景に、極限状態に置かれた人間の倫理や組織の闇をリアリティ溢れる筆致で鋭く描き出し、硬派なミステリー・エンターテインメントとして高く評価されています。

🏆 当サイト最高順位作品 (2019年版 第21位)
生き残り
第 21 位 42

生き残り

北ビルマの戦線で退路を断たれた日本軍の分進隊は、イラワジ河を筏で下る最中に敵機の猛撃を受けます。中州へ泳ぎ着いたものの、極限状態のなかで伍長が何者かに殺害される事件が発生します。大河の両岸には百姓ゲリラが控え、脱出もままならない絶望的な状況下で、兵士たちは一人また一人と命を落としていきます。安全圏にたどり着いた兵士の言葉に隠された違和感から、転進の道で鬼とならざるを得なかった人間の哀しさが浮き彫りになります。
💡 おすすめポイント・見どころ 極限の戦場で芽生える猜疑心と、人間が抱える弱さや優しさを鋭くえぐり出す戦争サスペンスです。安全圏へ戻った兵士の言葉に潜む違和感から、生き残るために背負った業の深さが静かに浮かび上がります。
代表作・シリーズ
  • いくさの底(2017年)
主な受賞歴
  • 2018年 第71回日本推理作家協会賞受賞(『いくさの底』)
  • 2017年 第71回毎日出版文化賞受賞(『いくさの底』)
  • 2005年 第132回直木三十五賞候補(『七月七日』)

『このミス』歴代ランクイン作品 RANKED WORKS

2019年版 第 21 位 42点 生き残り