『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

辻原 登 (つじはら のぼる)

掲載作品数
1 作品
最高順位
41

※現在当サイトでは2017年版~2026年版のランキングデータを集計対象としています。

作風と魅力

19世紀ヨーロッパ文学の伝統を受け継ぐ重厚な物語性と、独自の鮮烈な幻想性をあわせ持つ日本文壇の重鎮です。長い雌伏の時代を経て磨き上げられた緻密な構成と哲学的な思索に満ちた筆致は、人間の業や歴史の深淵を鋭く抉り出し、現代文学の最高峰の一つとして高く称賛されています。

🏆 代表作 (2017年版 第41位)
籠の鸚鵡
第 41 位 23

籠の鸚鵡

欲望と殺意の果てに現れる、むき出しの人間の姿を描いた迫真のクライムノヴェルです。ヤクザ、ホステス、不動産業者、そして町役場の出納室長といった面々の思惑が複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰めていきます。情事と裏切り、そして二つの巧妙な殺人の後、彼らの目に映った世界とはどのようなものだったのでしょうか。バブル期の和歌山を舞台に、怒濤のスリルが交錯します。
💡 おすすめポイント・見どころ バブル期特有の熱気と退廃的な空気が、物語全体に独自の陰影を与えています。錯綜する登場人物たちの欲望が思わぬ方向へ転がっていく過程の描写が非常に巧みです。スピーディな展開の中に静謐な思索が漂う、極上のサスペンスを楽しめます。
代表作・シリーズ
  • 村の名前(1990年)
  • 翔べ麒麟(1999年)
  • 遊動亭円木(2005年)
主な受賞歴
  • 2010年 芸術選奨文部科学大臣賞(『闇の奥』)
  • 2006年 谷崎潤一郎賞(『遊動亭円木』)
  • 1999年 読売文学賞(『翔べ麒麟』)
  • 1990年 第103回芥川龍之介賞(『村の名前』)

『このミス』歴代ランクイン作品 RANKED WORKS

2017年版 第 41 位 23点
籠の鸚鵡
籠の鸚鵡