検察側の罪人
二十三年前の時効事件の犯行を自供した男・松倉。しかし、目前に迫った老夫婦刺殺事件については一貫して無実を主張し続ける。逮捕見送りの空気が漂う中、執念で新たな証拠を発見した検察官・沖野は松倉を追い詰めるが、どうしても犯人としての確信が持てない。信じる正義のあり方を巡り、最上と沖野の運命の歯車が大きく狂い始める。
💡 おすすめポイント・見どころ
「正義とは何か」という重く深い問いを突きつける、圧倒的熱量の社会派ミステリ!検察官としての信念のズレが組織を、そして人間関係を容赦なく引き裂いていく過程が生々しく描かれます。法と真実の狭間で苦悩する男たちの姿に息を呑み、ページをめくる手が止まらない緊迫感が全編を支配する圧倒的リーダビリティです。