『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

愚者の毒
2018年版 第39位 24 点

愚者の毒

1985年、上野の職安で出会った葉子と希美は、それぞれ裏に隠した過去を抱えながらも奇妙な友情で結ばれていく。しかし、希美の紹介で葉子が家政婦として働き始めた旧家の主が不審な死を遂げたことで、封印されたはずの因縁が再び牙を剥く。すべての始まりは20年前の筑豊の廃坑集落。絶望が生み出した哀しき罪と、その裁きの行方を描く衝撃のサスペンス!

💡 おすすめポイント・見どころ

昭和の暗部を抉り取るような重厚なプロットと、運命に翻弄される女性たちの心理描写が圧巻です。過去の小さな綻びが何十年もの時を経て現在の悲劇へと繋がっていく因縁の恐ろしさに、背筋が凍るような緊張感を覚えます。やるせなさと救いのなさが織りなす、日本の社会派ミステリーの真骨頂。

▲