鍵の掛かった男
2015年、大阪の小さなホテルで一人の老人が謎の死を遂げた。警察は自殺と断定するが、彼の過去を知る女流作家は納得がいかず、有栖川有栖と火村英生のコンビに調査を依頼する。身寄りもなく、莫大な預金残高がありながらも素性は一切が闇の中。生前の彼はいったい何者だったのか、そしてこの死は自殺か他殺か。
💡 おすすめポイント・見どころ
13年ぶりの書き下ろしというファン待望の長編にして、シリーズ屈指の深い余韻を残す傑作ミステリ!「鍵の掛かった人生」を送った男の素性を探るうち、予想もしない悲劇的結末へと導かれるプロットの切れ味が見事です。人間の業と心理の機微を徹底的に突き詰めた、胸を締め付ける人間ドラマがここに。