『このミステリーがすごい!』大賞 第12回(2013年度)『KONOMYS』 GP Volume 12 (2013 Edition)
『このミステリーがすごい!』大賞 第12回(2013年度)
キャラクター、伏線、仕掛け含め全体の娯楽性が高く評価された、梶永正史『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』(応募時タイトル:『真相を暴くための面倒な手続き』)と、スケールの大きな社会派、八木圭一『一千兆円の身代金』(応募時タイトル:『ボクが9歳で革命家になった理由』)が大賞に選ばれました。
(「宝島社 『このミステリーがすごい!』大賞 公式サイト」より)
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大賞警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官(応募時タイトル:真相を暴くための面倒な手続き)
著者:梶永正史
警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。
三十二歳、独身、彼氏なし。
捜査二課で贈収賄や詐欺、横領などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲からは“電卓女”と呼ばれている。
そんな彩香に、刑事部長から特命が下った。
―「渋谷で銀行立てこもり事件が発生している。至急現場に向かい、指揮をとってくれ」。
犯人から、現場の指揮および交渉役を郷間に任命するように名指しされたのだ。
青天の霹靂に困惑しながらも、彩香は立てこもり現場である渋谷に急行する―。
2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)大賞一千兆円の身代金(応募時タイトル:ボクが9歳で革命家になった理由)
著者:八木圭一
日本政府に突きつけられた驚愕の要求―。
「元副総理の孫を誘拐した。財政赤字と同額の一〇八五兆円を支払うか、さもなくば、巨額財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、速やかに具体的再建案を示せ」。
前代未聞の要求にマスコミは騒然。
警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開する。
やがて捜査陣は、あるブログの存在に行き着くが…。
感動と慟哭のラストが待ち受ける“憂国”誘拐サスペンス巨編!
2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)