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『このミステリーがすごい!』大賞 第15回(2016年度)『KONOMYS』 GP Volume 15 (2016 Edition)

『このミステリーがすごい!』大賞 第15回(2016年度)

治るはずのない癌が完全に寛解する、という前代未聞の謎に挑んだ医療本格ミステリー、岩木一麻『救済のネオプラズム』が大賞に決定しました。
優秀賞には、地に足の着いた筆致と伝奇小説的スペクタクルが評価された三好昌子『縁見屋の娘』、大胆なフィクションを導入してぐいぐいと読ませるスパイ警察小説、柏木伸介(応募時筆名:森岡伸介)『クルス機関』の2作品が選ばれました。
(「宝島社 『このミステリーがすごい!』大賞 公式サイト」より)

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  • 大賞大賞がん消滅の罠 完全寛解の謎(応募時タイトル:救済のネオプラズム)


    著者:岩木一麻

    呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の友人からある指摘を受ける。
    夏目が余命半年の宣告をした肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金を受け取った後も生存、病巣も消え去っているという。
    同様の保険金支払いが続けて起きており、今回で四例目。
    不審に感じた夏目は同僚の羽島と調査を始める。
    連続する奇妙ながん消失の謎。
    がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。
    (「BOOK」データベースより)

    受賞優秀賞縁見屋の娘(応募時筆名:三好昌子[みよしまさこ])


    著者:三好昌子[みよしあきこ]

    「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」―
    江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなったという「悪縁」を知り、自らの行く末を案じる。
    謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが…。
    縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体。
    息を呑む真実がすべてを繋ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく。
    (「BOOK」データベースより)

    受賞優秀賞県警外事課 クルス機関(応募時タイトル:クルス機関/応募時筆名:森岡伸介)


    著者:柏木伸介

    “歩く一人諜報組織”=“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。
    一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じに次々と暗殺されていた。
    暗殺者の名は、呉宗秀。
    日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる宗秀であったが、彼のもとに謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始める―。
    (「BOOK」データベースより)

    隠し玉隠し玉スマホを落としただけなのに(応募時タイトル:パスワード)


    著者:志駕晃

    麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。
    拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。
    麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。
    セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。
    一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。
    (「BOOK」データベースより)

    隠し玉隠し玉小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録(応募時タイトル:小さいそれがたくさんいるところ)


    著者:綾見洋介

    大学生の白木は、病死した母の友人・ハルに会うため、北海道の東羽帯駅を訪れる。
    しかしそこは人の住む集落さえ消えた、1日の利用者が0人の秘境駅。
    ハルは30年前に起きた殺人事件を機に行方不明になっており、唯一彼を知る老婆までもが白木の前から失踪してしまう。
    東羽帯に隠されていると噂の裏金を探す鉄道マニアたちにも巻き込まれ、旅情豊かな、ひと夏の冒険サスペンス劇が始まる!
    (「BOOK」データベースより)

    隠し玉隠し玉愚者のスプーンは曲がる


    著者:桐山徹也

    ある日突然、銃を所持した超能力者(らしい)二人組に拉致された町田瞬。
    彼らは組織の命令で、危険な能力を持つ(らしい)瞬を殺しに来たのだという。
    その能力とは、超能力の「無効化」。
    つまり、瞬の前では超能力者による超常現象は発生しない(らしい)-。
    なんとか命拾いした瞬は、代わりに超能力者による組織『超現象調査機構』で働くことになり、やがて奇怪な事件に巻き込まれていく…。
    (「BOOK」データベースより)

    候補沙漠の薔薇


    著者:薗田幸朗

    候補変死区域


    著者:田内杏典

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