『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

このミステリーがすごい!2015年版『KONOMYS』 2015 Edition

このミステリーがすごい!2015年版

このミステリーがすごい!2015年版 国内編ランキング(第1位⇒第50位)を、あらすじや得点などの情報と併せて掲載しています。奥付表記で2013年11月~2014年10月に発行されたミステリー作品が対象です。

アンケート回答者(国内71名)が選出した作品について、以下の配点により集計しています。点数が17点に満たない作品はランキング対象外となります。

【1位】10点 / 【2位】9点 / 【3位】8点 / 【4位】7点 /【5位】6点 / 【6位】5点

< 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

  • 第1位 ⇒ 第10位

    第1位第1位満願
    (263点)


    著者:米澤穂信

    人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とはー。
    驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなどが遭遇する6つの奇妙な事件。
    入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、ミステリ短篇集の新たな傑作誕生。
    (「BOOK」データベースより)

    第2位第2位さよなら神様
    (176点)


    著者:麻耶雄嵩

    隣の小学校の先生が殺された。
    容疑者のひとりが担任の美旗先生と知った俺、桑町淳は、クラスメイトの鈴木太郎に真犯人は誰かと尋ねてみた。
    殺人犯の名前を小学生に聞くなんてと思うかもしれないが、鈴木の情報は絶対に正しい。
    鈴木は神様なのだからー(「少年探偵団と神様」)。
    衝撃的な展開と後味の悪さでミステリ界を震撼させた神様探偵が帰ってきた。
    他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに。
    (「BOOK」データベースより)

    第3位第3位闇に香る嘘
    (105点)


    著者:下村敦史

    27年間兄だと信じていた男は何者なのか?
    村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。
    和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。
    中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。
    竜彦は偽者なのではないか?
    全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追うー。
    第60回江戸川乱歩賞受賞。
    (「BOOK」データベースより)

    第4位第4位小さな異邦人
    (94点)


    著者:連城三紀彦

    8人の子供と母親からなる家族へかかってきた1本の脅迫電話。
    「子供の命は預かった、3千万円を用意しろ」
    だが、家には子供全員が揃っていた!?
    生涯最後の短篇小説にして、なお誘拐ミステリーの新境地を開く表題作など全8篇。
    (「BOOK」データベースより)

    第5位第5位機龍警察 未亡旅団
    (80点)


    著者:月村了衛

    チェチェン紛争で家族を失った女だけのテロ組織『黒い未亡人』が日本に潜入した。
    公安部と合同で捜査に当たる特捜部は、未成年による自爆テロをも辞さぬ彼女達の戦法に翻弄される。
    一方、特捜部の城木理事官は実の兄・宗方亮太郎議員にある疑念を抱くが、それは政界と警察全体を揺るがす悪夢につながっていたー
    世界のエンタテインメントに新たな地平を拓く“至近未来”警察小説、衝撃と愛憎の第4弾。
    (「BOOK」データベースより)

    第6位第6位土漠の花
    (75点)


    著者:月村了衛

    ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。
    その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。
    圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剥く。
    最悪の状況のなか、仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。
    なぜここまで激しく攻撃されるのか?なぜ救援が来ないのか?自衛官は人を殺せるのか?
    最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。
    男たちの絆と献身を描く超弩級エンターテインメント!
    (「BOOK」データベースより)

    第7位第7位ペテロの葬列
    (74点)


    著者:宮部みゆき

    今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。
    事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだがー。
    しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!
    事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!
    あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?
    息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!
    『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。
    (「BOOK」データベースより)

    第8位第8位破門
    (73点)


    著者:黒川博行

    映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。
    失踪した詐欺師を追い、邪魔なゴロツキふたりを病院送りにした桑原だったが、なんと相手は本家筋の構成員だった。
    組同士の込みあいに発展した修羅場で、ついに桑原も進退窮まり、生き残りを賭けた大勝負に出るがー!?
    疫病神コンビVS詐欺師VS本家筋。
    予想を裏切る展開の連続で悪党たちがシノギを削る大人気ハードボイルド・シリーズの最高到達点!!
    (「BOOK」データベースより)

    第9位第9位女王
    (57点)


    著者:連城三紀彦

    戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。
    だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを。
    一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された。
    邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか?瓜木は史郎と彼の妻・加奈子とともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。
    だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に極められた邪馬台国の謎であった。
    衝撃の展開、男女の情愛…
    連城ミステリーのすべてが織り込まれた傑作!
    (「BOOK」データベースより)

    第10位第10位異次元の館の殺人
    (55点)


    著者:芦辺拓

    反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。
    検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。
    後輩検事の菊園綾子は、好敵手で弁護士の森江春策に協力を仰ぎ、証拠品の放射光による鑑定と、関係者が集った洋館ホテル“悠聖館”での事情聴取に乗り出す。
    しかし、放射光鑑定をするはずの研究機関で暴走事故が起こり、“悠聖館”では新たな殺人事件が発生する。
    それは、菊園検事を謎と推理の迷宮へといざなう招待状だったー
    パラレルワールドと化した事件現場。
    真相を見抜かないと、元の世界にはもどれない。
    知恵と推理と正義感を武器に、迷い込んだ異次元で、孤独な闘いがはじまる。
    奇想爆発。作家が、持てる技と力のすべてを結晶化させた、渾身の本格ミステリ長編!
    (「BOOK」データベースより)

    人気作家・米澤穂信が第1位!新鋭と常連組が揃い踏み。

    2015年版『このミス』第1位となったのは、米澤穂信の『満願』でした。
    短篇集としては、1995年版の山口雅也『ミステリーズ』、2007年版の平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』以来、3作目の快挙だそうです。
    米澤穂信はここ数年ランクインの常連です。
    これからも第一線を走り続けるでしょう。

    特筆すべきは第3位にランクインする下村敦史『闇に香る嘘』。
    第60回 江戸川乱歩賞を受賞した本作は、有栖川有栖、京極夏彦らのそうそうたる審査員からの絶賛を受けました。
    上位ランクインは当然といったところでしょうか。

    その他、麻耶雄嵩、宮部みゆき、黒川博行、芦辺拓らが1作ずつ、2013年に亡くなった連城三紀彦、月村了衛が共に2作ランクインするなど、実力派作家がトップ10に揃い踏み!

    < 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

  • 第11位 ⇒ 第20位

    第11位第11位貘の檻
    (50点)


    著者:道尾秀介

    あの女が、私の目の前で死んだ。
    かつて父親が犯した殺人に関わり、行方不明だった女が、今になってなぜ…
    真相を求めて信州の寒村を訪ねた私を次々に襲う異様な出来事。
    果たして、誰が誰を殺したのか?
    薬物、写真、昆虫、地下水路など多彩な道具立てを駆使したトリックで驚愕の世界に誘う、待望の超本格ミステリー!
    (「BOOK」データベースより)

    第11位第11位絶叫
    (50点)


    著者:葉真中顕

    鈴木陽子というひとりの女の壮絶な物語。
    涙、感動、驚き、どんな言葉も足りない。
    貧困、ジエンダー、無縁社会、ブラック企業…、見えざる棄民を抉る社会派小説として、保険金殺人のからくり、孤独死の謎…、ラストまで息もつけぬ圧巻のミステリーとして、平凡なひとりの女が、社会の暗部に足を踏み入れ生き抜く、凄まじい人生ドラマとして、すべての読者を満足させる、究極のエンターテインメント!
    (「BOOK」データベースより)

    第11位第11位怒り
    (50点)


    著者:吉田修一

    殺人事件から1年後の夏。
    房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。
    それぞれに前歴不詳の3人の男…。
    惨殺現場に残された「怒」の血文字。
    整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?
    『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!
    (「BOOK」データベースより)

    第14位第14位喝采
    (47点)


    著者:藤田宜永

    父の死と共に新宿の探偵事務所を継いだ浜崎順一郎は、引退した女優捜しの依頼を受ける。
    だが発見した矢先、女優は何者かに毒殺された。
    第一発見者の浜崎は容疑者扱いされ、友人の記者や歌手、父の元同僚の刑事らの協力を得て事件を調べ始める。
    それはやがて、かつて父が調べていた現金輸送車襲撃事件と奇妙な繋がりを見せ…
    ジャズや映画の華やかなりし70年代を舞台に贈る贅沢な読み応えのハードボイルド。
    (「BOOK」データベースより)

    第15位第15位ゴースト≠ノイズ(リダクション)
    (42点)


    著者:十市社

    その日まで、ぼくは教室の“幽霊”だった。
    誰にも話しかけられない孤独な高校生活を変えてくれたのは、前の席に座る同級生。
    謎めいた彼女の行動、校内で続く動物死体遺棄。
    穏やかで不安定な日々に隠された真実とはー
    (「BOOK」データベースより)

    第15位第15位後妻業
    (42点)


    著者:黒川博行

    金が欲しいんやったら爺を紹介したる。
    一千万でも二千万でも、おまえの手練手管で稼げや。
    妻に先立たれ、結婚相談所で出会った二十二歳歳下の小夜子と同居を始めた老人・中瀬耕造は、脳梗塞で倒れ一命を取り留めたものの意識不明の重体に。
    だが、その裏で、実は小夜子と結婚相談所を経営する柏木は結託、耕造の財産を手に入れるべく、周到な計画を立てていた。
    病院に駆けつけた耕造の娘・尚子と朋美は、次第に牙をむく小夜子の本性を知り…。
    (「BOOK」データベースより)

    第17位第17位アルモニカ・ディアボリカ
    (39点)


    著者:皆川博子

    18世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。
    ある日、正体不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。
    屍体の胸には“ベツレヘムの子よ、よみがえれ!アルモニカ・ディアボリカ”と謎の暗号が。
    それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。
    『開かせていただき光栄です』続篇!
    (「BOOK」データベースより)

    第18位第18位殺意の構図
    (38点)


    著者:深木章子

    街の弁護士・衣田征夫は、不慣れな殺人事件を担当することになった。
    容疑者は知人の峰岸諒一。
    彼は妻の父で、養父でもある巌雄宅に放火、殺害した疑いで逮捕された。
    現場には諒一のライターが落ちていて、巌雄を罵倒する声を聞いたという証言もある。
    さらに彼の顔と手には火傷の跡が…。
    だが、諒一は否認を続け、弁護人の衣田にも詳細を話さない。
    そんなさなか、諒一の妻が別荘の地下で水死した。
    すると諒一は言った。
    「妻が死んだ以上、もはや秘密を守る必要はなくなりました。すべてをお話しします」ー。
    とある冤罪事件に端を発する連続不審死。
    複雑に絡み合う家族関係、見えない利害対立、狡猾な犯行計画ー。
    (「BOOK」データベースより)

    第19位第19位虚ろな十字架
    (36点)


    著者:東野圭吾

    別れた妻が殺された。
    もし、あのとき離婚していなければ、私はまた遺族になるところだった。
    東野圭吾にしか書けない圧倒的な密度と、深い思索に裏付けられた予想もつかない展開。
    私たちはまた、答えの出ない問いに立ち尽くす。
    (「BOOK」データベースより)

    第20位第20位イノセント・デイズ
    (35点)


    著者:早見和真

    放火によって奪われたのは、元恋人の妻とまだ1歳の双子の命。
    確定死刑囚、田中幸乃の人生は、「不運」と「悪意」が支配していた。
    「暴力」と「裏切り」も加勢する。
    だから、なのか?ひとりの男だけが、味方であり続ける。
    なぜ彼は、彼女を最後まで信じようとしたのか?
    「整形シンデレラ」とよばれた鬼女。
    彼女が犯した「罪」、その死刑囚が犯した最大の罪とは?
    衝撃指数極大値。
    先入観を紛砕する圧倒的長編。
    (「BOOK」データベースより)

    道尾秀介、東野圭吾らが登場。話題作の十市社『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』もランクイン。

    11⇒20位にも実力派が並びます。
    道尾秀介『貘の檻』が惜しくも11位。
    2010年版『このミス』第9位に輝いた『龍神の雨』以来のトップ10入りを逃しました。

    第15位の十市社『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』は、Amazonが提供する電子書籍出版支援サービスであるKDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)を利用し、いわゆる「セルフパブリッシング」でデビューを果たし注目を集めました。

    また、2012年版『このミス』第3位の『開かせていただき光栄です』の続編、皆川博子『アルモニカ・ディアボリカ』や、人気作家である東野圭吾『虚ろな十字架』もランクイン。

    < 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

  • 第21位 ⇒ 第30位

    第21位第21位暗い越流
    (34点)


    著者:若竹七海

    5年前、通りかかった犬に吠えられ飼い主と口論になった末に逆上し車で暴走、死者5名、重軽傷者23名という事件を引き起こした最低の死刑囚・磯崎保にファンレターが届いた。
    その差出人・山本優子の素性を調べるよう依頼された「私」は、彼女が5年前の嵐の晩に失踪し、行方が知れないことをつきとめる。
    優子の家を訪ねた「私」は、山本家と磯崎家が目と鼻の先であることに気づいた。
    折しも超大型台風の上陸が迫っていた…(「暗い越流」)。
    第66回日本推理作家協会賞“短編部門”受賞作「暗い越流」を収録。
    短編ミステリーの醍醐味と、著者らしいビターな読み味を堪能できる傑作集!!
    (「BOOK」データベースより)

    第21位第21位黒龍荘の惨劇
    (34点)


    著者:岡田秀文

    山縣有朋の別邸・黒龍荘に、山縣の影の金庫番・漆原安之丞に対して恨みを晴らす、という脅迫文が届き、数日後、漆原は謎の死をとげた。
    調査依頼を受けた「月輪萬相談所」の探偵・月輪は、かつて伊藤博文邸でともに書生として過ごした杉山を連れて黒龍荘に住み込むことに。
    広大なお邸には四人の妾を含む住人七人と使用人たちが暮らしていたが、警察と月輪たちの監視をあざ笑うかのごとく、彼らは次々と遺体となって発見されていくー
    史上屈指の残虐事件の裏には、国家をも揺るがしかねないおそるべき謀略があった!!
    (「BOOK」データベースより)

    第23位第23位○○○○○○○○殺人事件
    (33点)


    著者:早坂吝

    アウトドアが趣味の公務員・沖らは、フリーライター・成瀬のブログで知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。
    沖は、今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。
    孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が!
    さらには意図不明の密室が連続し…。
    果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは?
    (「BOOK」データベースより)

    第23位第23位股旅探偵 上州呪い村
    (33点)


    著者:幡大介

    渡世人三次郎の行くところに事件あり。
    中山道倉賀野宿で若者が、村の名主屋敷の三姉妹の死を予言し果てた。
    よじれたシダ、滝壷に吊るされた女、モウリョウと化す棺の骸…怪異に満ちた火嘗村を最大の悲劇が襲う!
    三度笠の名探偵は、すべての謎を解き明かすのか!?
    「時代+本格ミステリ」、驚嘆の一作!
    (「BOOK」データベースより)

    第25位第25位偽りの殺意
    (32点)


    著者:中町信

    東京から来た教科書会社の営業マンが、吹雪の中、崖から転落死した。
    前日の夜に猿ケ京温泉に同宿した若い女と、被害者を恨む男が疑われるが、二人にはそれぞれ強固なアリバイがあった。
    所轄署の津村刑事はアリバイ崩しに挑む!(「偽りの群像」)。
    死後も新たなファンを獲得し続ける中町信の中短編3編を収録。
    絶妙なトリックと共に、にじみ出る情感が味わい深い傑作集。
    (「BOOK」データベースより)

    第26位第26位出版禁止
    (31点)


    著者:長江俊和

    社会の暗部を暴き続ける、カリスマ・ドキュメンタリー作家の「心中事件」。
    相手は、有名女優の妻ではなく、不倫中の女だった。
    そして、女だけが生き残る。
    本当は、誰かに殺されたのではないか?
    「心中」の一部始終を記録したビデオが存在する。
    不穏な噂があったが、女は一切の取材に応じなかった。
    7年が経った。
    ひとりのルポライターが彼女のインタビューに成功し、記事を書き上げる。
    月刊誌での掲載予告。
    タイトルは「カミュの刺客」。
    しかし、そのルポは封印されたー。
    いったい、なぜ?
    伝説のカルト番組「放送禁止」創造者が書いた小説。
    (「BOOK」データベースより)

    第27位第27位ずっとあなたが好きでした
    (29点)


    著者:歌野晶午

    サプライズ・ミステリーの名手が贈る、時にみずみずしく、時に生々しい恋愛小説集…だが!?
    恋の話、いろいろ。
    (「BOOK」データベースより)

    第27位第27位首折り男のための協奏曲
    (29点)


    著者:伊坂幸太郎

    「首折り男」に度肝を抜かれ、「初恋」に惑って「怪談」に震え、「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。
    「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となるー
    全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル!
    (「BOOK」データベースより)

    第29位第29位雨の狩人
    (27点)


    著者:大沢在昌

    新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。
    捜査に当たった新宿署の刑事・佐江と警視庁捜査一課の谷神は、その事件の裏に日本最大の暴力団である高河連合の影があることを突き止める。
    高河連合最高幹部の延井は、全国の暴力団の存亡をも左右する一世一代の大勝負「Kプロジェクト」を立ちあげ、完全無欠の殺し屋を使い、邪魔者を排除しようとしていた。
    佐江、谷神と高河連合が、互いの矜持と命をかけた“戦争”を始めようとする中、プラムと名乗る一人の少女が現れる。
    進むことも退くこともできない暗闇の中にいた佐江は、絶望をたたえたプラムの瞳に、一縷の光を見出すが…
    (「BOOK」データベースより)

    第30位第30位ライアー
    (26点)


    著者:大沢在昌

    殺人の代償。
    それは、誰も愛さないことだった。
    優しい夫と可愛い息子。
    幸せな生活を送る妻の本当の顔は、対象人物の「処理」を専門とする政府組織の工作員。
    彼女にとって、家庭とは偽りだった。
    夫が謎の死を遂げるまでは…
    殺人機械だった彼女の、愛を知るための戦いが幕を開ける。
    (「BOOK」データベースより)

    タイトルや結末が話題となった早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』。日本を代表する作家である歌野晶午、大沢在昌らも活躍。

    文句なしの注目作は早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』。
    そのタイトルもさることながら、驚愕(?)の真相をご堪能頂きたい。
    タイトルを当てるという珍しい形式のこの作品は、第50回メフィスト賞を受賞しました。

    その他、歌野晶午『ずっとあなたが好きでした』が27位にランクイン。
    ここ数年はトップ10より下位に甘んじていますが、日本を代表するミステリ作家だけに、今後の更なる躍進に期待です。

    大沢在昌は29、30位に連続でランクイン。
    得意のクライムノベルを武器にもっと上位に選出されるよう、今後も頑張って頂きたい作家。

    < 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

  • 第31位 ⇒ 第40位

    第31位第31位未必のマクベス
    (25点)


    著者:早瀬耕

    IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。
    同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられるー「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。
    やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。
    異色の犯罪小説にして恋愛小説。
    伝説のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』から22年ー運命と犯罪と恋についての長篇第2作。
    (「BOOK」データベースより)

    第32位第32位ナイト&シャドウ
    (24点)


    著者:柳広司

    知力、体力、先読み能力ーすべてが一級のエリートSP・首藤武紀は、合衆国シークレットサービスで“異例の研修”を受けることに。
    初日、銃規制を求めるデモに遭遇した首藤は、突如暴れ出した男を瞬く間に制圧し、人質の幼女を助ける。
    しかしその現場には、大統領暗殺計画を示唆する二枚の写真が残されていた。
    超一流警護官たちに忍び寄る死神の影。
    2014年を撃ち抜く怒涛のオープニング&驚愕のラスト!!
    (「BOOK」データベースより)

    第32位第32位オービタル・クラウド
    (24点)


    著者:藤井太洋

    そこには、果てしない希望と底知れぬ恐怖があったー
    圧倒的な臨場感で提示する、近未来の宇宙開発とネット技術のビジョン!
    電子書籍のベストセラー作家、渾身のテクノスリラー巨篇!
    (「BOOK」データベースより)

    第34位第34位機巧のイヴ
    (23点)


    著者:乾緑郎

    俺の指先が、いつ機械仕掛けの人形に魂を吹き込んだのだろう。
    或いはあの瞬間、生身の女とすり替わったとでも!?
    ともかくこの色香、ただごとではない!
    ー十三層の大楼閣に君臨するという噂の遊女・伊武。
    カラクリ千年の秘術を求めて彼女を追う、幕府配下の機巧師・久蔵。
    遷宮と幕府転覆計画が絡み合う中、魂の歯車たちが狂乱する!
    異形の本格ミステリー。
    (「BOOK」データベースより)

    第34位第34位12月の向日葵
    (23点)


    著者:永瀬隼介

    暴力団・東鬼会の構成員と、警視庁・浅草警察署の巡査。
    高校柔道部の同期生・香坂一と弓削慎二は卒業後、対極の道に進んだ。
    互いの仕事と一人の女性をめぐり危うく交錯しながらも、絆を保ち続ける二人。
    だが、それぞれの世界で伸し上がる果てに、決定的な局面が…
    警察小説、ノワール、青春小説の醍醐味満載の大熱作!
    (「BOOK」データベースより)

    第36位第36位相互確証破壊
    (22点)


    著者:石持浅海

    前戯からはじまる伏線、絶頂でひらめく名推理。
    エロスとロジックが火花を散らす六編。
    (「BOOK」データベースより)

    第36位第36位セブン
    (22点)


    著者:乾くるみ

    「ーーというわけで、うちの寿命の三年と九ヵ月を遣うて、本格的なデスゲームが楽しめるように舞台を整えさせてもらいました」 私立曙女子高等学院の生徒会室に集まった七人の生徒たち。
    生き残りをかけて互いを出し抜く頭脳戦がいま、始まる・・・・・・! ?
    一見シンプルなトランプの数当てゲームが、裏の裏を読む心理バトルへと変豹する「ラッキーセブン」ほか、ロジカルな企みに満ちた七つの物語。
    トリッキーな作品世界に、二度ならず三度四度と繰り返して読んでしまうこと必至の短編集!
    (Amazon.co.jpより)

    第36位第36位水底の棘
    (22点)


    著者:川瀬七緒

    水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?
    第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。
    東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。
    絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。
    が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。
    岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!
    (「BOOK」データベースより)

    第36位第36位自覚 隠蔽捜査5.5
    (22点)


    著者:今野敏

    “変人”キャリア官僚・竜崎の胸のすく活躍を、反目する野間崎管理官、“やさぐれ刑事”戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々を通して描く、会心の七篇。
    人気のキャラクターが勢揃いした満足度120%のスピンオフ!
    (「BOOK」データベースより)

    第36位第36位大〓(べし)見警部の事件簿
    (22点)


    著者:深水黎一郎

    本格ミステリーの古典から最先端までを、上から下から、後ろから、そして真正面から、斬新に独自の視点から痛快に切りまくるミステリー・ファン垂涎の異色作。
    生け贄となったのはーノックスの十戒、アリバイ崩し、密室殺人、逃走経路の謎、叙述トリック、レッドヘリング、図像学、ヴァン・ダインの二十則、後期クイーン問題、正確な死因、お茶会で特定の人物だけを毒殺する方法、二十一世紀本格、「見立て」の真相、バールストン先攻法にリドル・ストーリー、警察小説、歴史ミステリーおよびトラベルミステリー、さらには多重解決ー。
    初心者からマニアまで大〓(べし)見警部が満足させます!
    (「BOOK」データベースより)

    注目株・乾緑郎『機巧のイヴ』でランクイン。石持浅海や乾くるみら名のある作家が僅差。

    第34位には、かつて『完全なる首長竜の日』で『このミス』大賞を受賞した乾緑郎の『機巧のイヴ』がランクイン。
    まだまだ一般への認知度が低い作家ですが、頭角を現すことができるか。

    隠蔽捜査シリーズのスピンオフ作品として出版された、今野敏『自覚 隠蔽捜査5.5』が第36位にランクインするなど、第36位に5作品がひしめきあっています。 その中には、石持浅海や乾くるみなどの名のあるベテラン作家も名を連ねています。

    < 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

  • 第41位 以下

    第41位第41位さらばスペインの日日
    (21点)


    著者:逢坂剛

    1945年、ドイツに続く日本の無条件降伏で第二次世界大戦が終結。
    密命を帯びてスペインに潜行していた日本陸軍の情報将校・北都昭平は、戦犯指定の危機にさらされる。
    一方、英国情報部員ヴァジニアは、同国秘密情報部(MI6)第九課長キム・フィルビーがソ連の二重スパイである事実を暴こうと動き出す。
    だが、二人は同時に拘束され、別々に勾留される。
    国境も戦火も越えて愛し合っていた彼らに、いかなる未来が待っているのかー。
    (「BOOK」データベースより)

    第41位第41位神の子
    (21点)


    著者:薬丸岳

    殺人事件の容疑者として逮捕された少年には、戸籍がなかった。
    十八歳くらいだと推定され、「町田博史」と名付けられた少年は、少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録する。
    法務教官の内藤は、町田が何を考えているか読めず、彼が入所したことによって院内に起こった不協和音に頭を悩ませていた。
    やがて、何人かの少年を巻きこんだ脱走事件の発生によって、事態は意外な展開を見せる…。
    (「BOOK」データベースより)

    第43位第43位神様の裏の顔
    (20点)


    著者:藤崎翔

    神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。
    その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙したーと思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。
    聖職者か、それとも稀代の犯罪者かー驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!
    第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
    (「BOOK」データベースより)

    第43位第43位寄居虫女
    (20点)


    著者:櫛木理宇

    平凡な家庭の主婦・留美子は、ある日玄関先で、事故で亡くした息子と同じ名前の少年と出会い、家に入れてしまう。
    後日、少年を追って現れたのは、白いワンピースに白塗りの厚化粧を施した異様な女。
    少年の母だという女は、山口葉月と名乗り、やがて家に「寄生」を始める。
    浸食され壊れ始める家族の姿に、高校生の次女・美海はおののきつつも、葉月への抵抗を始め…。
    (「BOOK」データベースより)

    第45位第45位追憶の夜想曲
    (19点)


    著者:中山七里

    豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司は、夫殺しの容疑で、懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。
    対する検事は因縁の相手、岬恭平。
    御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか?
    そして第二審の行方は?
    (「BOOK」データベースより)

    第45位第45位GIVER
    (19点)


    著者:日野草

    過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。
    彼らはある「最終目的」を胸に、思いもよらない方法でその人の「一番の弱み」を利用し、追い詰めていく。
    理性を失わずにはいられない、6つの復讐計画とはー!?
    驚嘆必至!心を侵食する新感覚ホラー・ミステリ!
    (「BOOK」データベースより)

    第45位第45位アポロンの嘲笑
    (19点)


    著者:中山七里

    “管内に殺人事件発生”の報が飛び込んできたのは、東日本大震災から五日目のことだった。
    被害者は原発作業員の金城純一。
    被疑者の加瀬邦彦は口論の末、純一を刺したのだという。
    福島県石川警察署刑事課の仁科係長は邦彦の移送を担うが、余震が起きた混乱に乗じて逃げられてしまう。
    彼には、命を懸けても守り抜きたいものがあったー。
    (「BOOK」データベースより)

    第48位第48位ダンデライオン
    (18点)


    著者:河合莞爾

    東京の山間部、タンポポの咲き誇る廃牧場のサイロで、空中で刺殺されたとしか思えない異様な死体が発見された。
    被害者は16年前に行方不明になった女子大生・日向咲。
    捜査第一課の警部補・鏑木鉄生は、部下・姫野広海の口から「空を飛ぶ娘」という昔話の存在を知る。
    翌週、今度は都心の高層ホテル屋上で殺人事件が発生。
    だが犯人は空を飛んで逃げたかのように姿を消していた。
    やがて二つの事件の接点として、咲が大学時代に所属していた「タンポポの会」というサークルが浮上するー。
    (「BOOK」データベースより)

    第48位第48位処刑までの十章
    (18点)


    著者:連城三紀彦

    ひとりの平凡な男が突然消えた。
    弟直行は、土佐清水で起きた放火殺人事件、四国の寺で次々と見つかるバラバラ死体が、兄の失踪と関わりがあるのではと高知へと向かう。
    真相を探る度に嘘をつく義姉を疑いながらも翻弄される直行。
    夫を殺したかもしれない女に熱い思いを抱きながら、真実を求めて事件の迷路を彷徨う。
    禁断の愛、交錯する嘘と真実。
    これぞ、連城マジックの極み。
    耽美ミステリーの名手が遺してくれた渾身の1000枚!闘病中に書き上げた執念の大長編を、追悼の意を込めて、一周忌に刊行ー。
    (「BOOK」データベースより)

    第50位第50位東京自叙伝
    (17点)


    著者:奥泉光

    明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!
    史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!
    (「BOOK」データベースより)

    第50位第50位トオリヌケ キンシ
    (17点)


    著者:加納朋子

    最後にもう一つ、呪いをかけるね。
    『あなたのことが、大好きです』ひきこもった部屋で俺が聞いた彼女の告白は、「夢」なのだろうか。
    不平等で不合理に満ちた世界に訪れる、六つの奇跡の物語。
    (「BOOK」データベースより)

    逢坂剛は久々の登場!『ホーンテッド・キャンパス』シリーズの櫛木理宇や連城三紀彦も。

    ベテラン作家である逢坂剛『さらばスペインの日日』が第41位にランクイン。
    2011年版『このミス』にランクインした『兇弾』以来となりました。
    近年ランクインから遠ざかっていますが、まだまだ一線で活躍できる!

    第43位には櫛木理宇『寄居虫女』(やどかりおんな)。
    その強烈なタイトルや表紙、そして奇妙なあらすじには心惹かれる方も多いのではないでしょうか。

    そして、なんと第48位にも連城三紀彦が『処刑までの十章』でランクイン。
    没してもなおこの存在感には脱帽です。

    < 前年(2014年版) 翌年(2016年版) >

Copyright © 2014-2020 このミスまとめ All Rights Reserved.