『このミステリーがすごい!』非公式サイト 【このミスまとめ】

このミステリーがすごい!2021年版『KONOMYS』 2021 Edition

このミステリーがすごい!2021年版

このミステリーがすごい!2021年版 国内編ランキング(1位⇒40位)を、あらすじや得点などの情報と併せて掲載しています。
奥付表記で2019年11月~2020年10月に発行されたミステリー作品が対象です。
アンケート回答者(国内74名)が選出した作品について、以下の配点により集計しています。
点数が20点に満たない作品はランキング対象外となります。
【1位】10点 / 【2位】9点 / 【3位】8点 / 【4位】7点 /【5位】6点 / 【6位】5点

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  • 第1位 ⇒ 第10位

    第1位第1位たかが殺人じゃないか(165点)


    著者:辻真先

    昭和二四年、ミステリ作家を目指しているカツ丼こと風早勝利は、名古屋市内の新制高校三年生になった。
    旧制中学卒業後の、たった一年だけの男女共学の高校生活。
    そんな中、顧問の勧めで勝利たち推理小説研究会は、映画研究会と合同で一泊旅行を計画する。
    顧問と男女生徒五名で湯谷温泉へ、修学旅行代わりの小旅行だった―。
    そこで巻き込まれた密室殺人事件。
    さらに夏休み最終日の夜、キティ台風が襲来する中で起きた廃墟での首切り殺人事件!
    二つの不可解な事件に遭遇した勝利たちは果たして…。
    著者自らが経験した戦後日本の混乱期と、青春の日々をみずみずしく描き出す。
    (「BOOK」データベースより)

    第2位第2位透明人間は密室に潜む(155点)


    著者:阿津川辰海

    透明人間による不可能犯罪計画。
    裁判員裁判×アイドルオタクの法廷ミステリ。
    録音された犯行現場の謎。クルーズ船内、イベントが進行する中での拉致監禁―。
    絢爛多彩、高密度。
    ミステリの快楽を詰め込んだ傑作集!
    (「BOOK」データベースより)

    第3位第3位Another 2001(139点)


    著者:綾辻行人

    多くの犠牲者が出た1998年度の“災厄”から3年。
    春から夜見北中三年三組の一員となる生徒たちの中には、3年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
    “死者”がクラスにまぎれこむ“現象”に備えて、今年は特別な“対策”を講じる想たちだったが、ある出来事をきっかけに歯車が狂いはじめ、ついに惨劇の幕が開く!
    相次ぐ理不尽な“死”の恐怖、そして深まりゆく謎。
    “夜見山現象”史上最凶の“災厄”に、想と鳴はどう立ち向かうのか―!?
    (「BOOK」データベースより)

    第3位第3位法廷遊戯(139点)


    著者:五十嵐律人

    法律家を志した三人。
    一人は弁護士になり、一人は被告人になり、一人は命を失った。
    謎だけを残して。メフィスト賞受賞作。
    (「BOOK」データベースより)

    第5位アンダードッグス(115点)


    著者:長浦京

    裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。
    それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだった―。
    敵は大国、狙うは国家機密!1997年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。
    超弩級ミステリー巨編!
    (「BOOK」データベースより)

    第6位楽園とは探偵の不在なり(95点)


    著者:斜線堂有紀

    二人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に堕とされるようになった世界。
    探偵・青岸焦は「天国が存在するか知りたくないか」という大富豪・常木王凱に誘われ、常世島を訪れる。
    そこで彼を待っていたのは、起きるはずのない連続殺人事件だった。
    『私が大好きな小説家を殺すまで』『恋に至る病』の俊英が挑む、渾身の本格ミステリ。
    (「BOOK」データベースより)

    第7位欺瞞の殺意(88点)


    著者:深木章子

    殺人犯として服役していた元弁護士が仮釈放後にある関係者に送った書簡。
    それが事件のすべてを根底から覆す引き金となった。
    「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです」。
    (「BOOK」データベースより)

    第8位名探偵のはらわた(84点)


    著者:白井智之

    稀代の毒殺魔も、三十人殺しも。
    日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戳を繰り返し始めたら―。
    新たな悲劇を止められるのはそう、名探偵だけ!
    善悪を超越した推理の力を武器に鬼の正体を暴き、そして、滅ぼせ!
    (「BOOK」データベースより)

    第9位暗約領域(81点)


    著者:大沢在昌

    信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた。
    北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した鮫島に新上司・阿坂景子は、単独捜査をやめ、新人刑事・矢崎と組むことを命じる。
    一方、国際的犯罪者・陸永昌は、友人の死を知って来日する。
    友人とは、ヤミ民泊で殺された男だった―。
    冒頭から一気に読者を引き込む展開、脇役まで魅力的なキャラクター造形、痺れるセリフ、感動的なエピソードを注ぎ込んだ、八年ぶりのシリーズ最新作は、著者のミステリー&エンターテインメント作家としての最高到達点となった!
    (「BOOK」データベースより)

    第10位不穏な眠り(73点)


    著者:若竹七海

    葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。
    行方を追ううちに思わぬ展開に(「逃げだした時刻表」)。
    相続で引き継いだ家にいつのまにか居座り、死んだ女の知人を捜してほしいという依頼を受ける(「不穏な眠り」)。
    満身創痍のタフで不運な女探偵・葉村晶シリーズ。
    (「BOOK」データベースより)

    ミステリランキングを席巻した辻真先『たかが殺人じゃないか』が初のトップ10入りで第1位に!

    辻真先『たかが殺人じゃないか』が早川書房「ミステリが読みたい!」、文藝春秋「週刊文春ミステリーランキング」に続いて、「このミステリーがすごい!」で1位に選出されました。
    見事、主要ミステリランキングで三冠達成ということになります。
    「たかが殺人」なんていう飄々としたタイトルで興味を惹き、それでいて堂々と王座に君臨する作品を未だに世に送り出す御年88歳のパワーに感服です。

    第2位には昨年度『紅蓮館の殺人』でいきなり第6位に選出されたかと思いきや、今年度『透明人間は密室に潜む』でさらに躍進した阿津川辰海!
    その作品の特殊設定が話題となっており、トップとの差もわずか10点と肉薄。
    また一人これからの活躍が楽しみな若手作家が誕生しましたね。

    第3位には人気ホラー・ミステリ「Anotherシリーズ」の続編『Another 2001』で綾辻行人、同点で今年度のメフィスト賞を受賞し彗星の如く登場した五十嵐律人が『法廷遊戯』でランクイン。
    新型コロナウィルスの流行により暗い話題ばかりですが、ベテランとルーキーの傑作が出揃った今年度の「このミス」は、ミステリ界に明るい光をもたらしてくれました。

    第4位以下も斜線堂有紀、白井智之ら若手作家がランクイン。
    その他、ランクイン常連となりつつある若竹七海らなどバラエティに富んだトップ10となりました。

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  • 第11位 ⇒ 第20位

    第11位蝉かえる(69点)


    著者:櫻田智也

    ブラウン神父、亜愛一郎に続く、“とぼけた切れ者”名探偵である、昆虫好きの青年・エリ沢泉。
    彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた―。
    十六年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか?
    エリ沢が意外な真相を語る「?かえる」。
    交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第七十三回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など五編を収録。
    注目の若手実力派・ミステリーズ!新人賞作家が贈る、絶賛を浴びた『サーチライトと誘蛾灯』に続く連作集第二弾。
    ※「エリ」は「魚」偏に「入」
    (「BOOK」データベースより)

    第12位死神の棋譜(67点)


    著者:奥泉光

    ―負けました。
    これをいうのは人生で何度目だろう。
    将棋に魅入られ、頂点を目指し、深みへ潜ってしまった男。
    消えた棋士の行方と魔の図式の謎を追って、北海道の廃坑から地下神殿の対局室まで旅が始まる。
    芥川賞作家が描く傑作将棋エンタテインメント。
    (「BOOK」データベースより)

    第12位抵抗都市(67点)


    著者:佐々木譲

    日露戦争終結から十一年たった、大正五年。
    ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。
    警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。
    だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。
    そして、死体の背後に、国を揺るがす陰謀が潜んでいることを知る―。
    (「BOOK」データベースより)

    第14位鏡影劇場(65点)


    著者:逢坂剛

    ギタリストの倉石が、マドリードの古本屋で入手した古楽譜の束。
    その裏には、十九世紀の文豪ホフマンの行動を辿る謎めいた報告書が綴られていた。
    倉石の妻・麻里奈の依頼を受け、古閑沙帆はドイツ文学者の本間に、古文書の解読を託すが…。
    解読が進むにつれて、ホフマンの知られざる人生と共に、彼ら自身にも繋がる不可解な暗合と因縁が浮かび上がる。
    この古文書は一体―?
    予測不能の結末68頁は袋綴じ仕様。
    (「BOOK」データベースより)

    第15位逆ソクラテス(54点)


    著者:伊坂幸太郎

    逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!
    無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。
    (「BOOK」データベースより)

    第16位あの子の殺人計画(53点)


    著者:天祢涼

    椎名きさらは小学五年生。
    母子家庭で窮乏している上に親から“水責めの刑”で厳しく躾けられていたが、ある時から自分が虐待されているのではないかと気づき始める。
    一方、JR川崎駅近くの路上で、大手風俗店のオーナーが刺し殺された。
    かつて店で働いていた椎名綺羅が捜査線上に浮かぶが、彼女には娘のきさらと一緒に自宅にいたというアリバイがあった―。
    社会派と本格が見事に融合した傑作ミステリー!
    (「BOOK」データベースより)

    第17位煉獄の獅子たち(50点)


    著者:深町秋生

    関東最大の暴力団・東鞘会で熾烈な跡目抗争が起きていた。
    死期の近い現会長・氏家必勝の実子・勝一と、台頭著しい会長代理の神津太一。
    勝一の子分である織内鉄は、神津の暗殺に動き出す。
    一方、ヤクザを心底憎む警視庁組対四課の我妻は、東鞘会を壊滅すべく非合法も厭わない捜査で東鞘会に迫るが…。
    地獄の犬たちに連なるクライム・サーガ第2幕。
    (「BOOK」データベースより)

    第18位暗黒残酷監獄(43点)


    著者:城戸喜由

    同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。
    ある日、姉の御鍬が十字架に磔となって死んだ。
    彼女が遺した「この家には悪魔がいる」というメモの真意を探るべく、椿太郎は家族の身辺調査を始める。
    明らかとなるのは数多の秘密。
    父は誘拐事件に関わり、新聞で事故死と報道された母は存命中、自殺した兄は不可解な小説を書いていた。
    そして、椿太郎が辿り着く残酷な真実とは。
    第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
    (「BOOK」データベースより)

    第19位巴里マカロンの謎(40点)


    著者:米澤穂信

    「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」
    その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。
    しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。
    誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか?
    小鳩君は早速思考を巡らし始める…
    心穏やかで無害で易きに流れる小市民を目指す、あのふたりが帰ってきました!
    (「BOOK」データベースより)

    第20位鶴屋南北の殺人(38点)


    著者:芦辺拓

    「わたしが取り返してほしいものとは…鶴屋南北なのです」
    不可解な依頼から事件に巻き込まれた森江春策。
    大道具の上に突如現れた男、振り子のような死に様、紙吹雪の中の女…
    鶴屋南北に操られているかのような連続死と芝居そのものの謎を追い森江は奮闘するのだが…。
    (「BOOK」データベースより)

    第20位立待岬の鴎が見ていた(38点)


    著者:平石貴樹

    5年前に起きた連続殺人・傷害致死事件。
    美貌の作家として注目され始めた柚木しおりは、その一連の事件の関係者だった。
    彼女の作品を読んだことをきっかけに、舟見警部補は以前事件の解決を導いた青年、ジャン・ピエールに、再び捜査協力を依頼。
    関連があるのかどうかも分からなかった3つの事件について、当時の記録を辿り始める。
    (「BOOK」データベースより)

    『蝉かえる』、『逆ソクラテス』、『暗黒残酷監獄』などタイトルに一曲ある作品が並ぶ。

    第1位の『たかが殺人じゃないか』を筆頭に、年度はタイトルに一曲ある作品が並んでいるような気がします。
    櫻田智也の『蝉かえる』や伊坂幸太郎の『逆ソクラテス』、城戸喜由の『暗黒残酷監獄』など、書店でタイトルを見かけたら思わず手に取ってしまいそうですね。

    その中でもまたまた登場した新人・城戸喜由は、日本ミステリー文学大賞新人賞を史上最年少で受賞し「このミス」にもランクインしました。
    有栖川有栖らがそのユニークさを評価したとのことで、次回作にも期待です。

    また、米澤穂信の人気シリーズ「小市民シリーズ」の最新作『巴里マカロンの謎』が11年ぶりに刊行され、19位にランクインしました。
    トップ3入り常連だけに、来年以降も質の高いミステリを提供してくれることでしょう。

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  • 第21位 ⇒ 第30位

    第22位ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~(35点)


    著者:三上延

    ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。
    それは、この世に存在していないはずの本―横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。
    どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。
    老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。
    その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。
    深まる疑念と迷宮入りする事件。
    ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める―。
    (「BOOK」データベースより)

    第22位暴虎の牙(35点)


    著者:柚月裕子

    博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。
    愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。
    広島北署二課暴力団係の刑事・大上章吾は、沖と呉原最大の暴力団・五十子会との抗争の匂いを嗅ぎ取り、沖を食い止めようと奔走する。
    時は移り平成16年、懲役刑を受けて出所した沖がふたたび広島で動き出した。
    だがすでに暴対法が施行されて久しく、シノギもままならなくなっていた。
    焦燥感に駆られるように沖が暴走を始めた矢先、かつて大上の薫陶を受けた呉原東署の刑事・日岡秀一が沖に接近する…。
    不滅の警察小説シリーズ、令和でついに完結!
    (「BOOK」データベースより)

    第22位これはミステリではない(35点)


    著者:竹本健治

    ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作!
    香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた!
    メンバーをモデルにした犯人当て小説「読んではいけない」の問題篇が披露された翌日、小説通りに湧き起こった濃霧のなかで、出題者は解決篇の原稿とともに消え去ってしまう。
    偶然同じ施設に居あわせた「汎虚学研究会」の高校生たちも渦中に巻きこまれ、事件の謎に挑むことになるが、肝腎の探偵はやる気なく、誰彼なくおかしな夢を見るばかり――。
    果たしてこの重構造の事件で問われているのは何か。そんな問いなどどこにもないのか。
    ミステリ最大のタブーは快楽となり得るのか――
    それともここにあるのは作家・竹本健治の終焉か!?
    (講談社BOOK倶楽部より)

    第25位ワン・モア・ヌーク(34点)


    著者:藤井太洋

    「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。
    原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。
    爆発は3月11日午前零時。
    福島第一原発事故への繋がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。
    だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた―。
    戒厳令の東京、110時間のサスペンス。
    (「BOOK」データベースより)

    第26位ドミノin上海(33点)


    著者:恩田陸

    イグアナが料理されれば盗賊団が上海に押し寄せ、そこに無双の甘党が上陸。
    風水師が二色に塗り分けられ、ホラー映画の巨匠がむせび泣くと秘宝『蝙蝠』の争奪戦が始まった!
    革ジャンの美青年がカプチーノをオーダー、一瞬で10万ドルが吹き飛んだら、上海猛牛号で渋滞をすりぬけ、まぁとにかく寿司喰寧。
    歯が命のイケメン警察署長が独走し、青年が霊感に覚醒したとき、パンダが街を蹂躙する!
    張り巡らされた魔術に酔いしれよ!圧巻のエンタテインメント。
    (「BOOK」データベースより)

    第26位奈落で踊れ(33点)


    著者:月村了衛

    一九九八年冬、接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」が発覚した大蔵省は大揺れに揺れていた。
    接待を受けていた八九年入省組は処分を逃れるために、同期で“大蔵省始まって以来の変人”の異名を取る文書課課長補佐の香良洲圭一に協力を要請する
    香良洲は元妻で与党・社倫党政治家秘書の花輪理代子から、政財官界の顧客リストの存在を告げられる。
    リストを探すために、香良洲はフリーライターの神庭絵里に調査を依頼、絵里は暴力団・征心会若頭の薄田に接近するが…。
    (「BOOK」データベースより)

    第28位うるはしみにくし あなたのともだち(32点)


    著者:澤村伊智

    ありふれた噂話のはずだった。
    クラスで一番の美少女が自殺するまでは。
    (「BOOK」データベースより)

    第29位向日葵を手折る(31点)


    著者:彩坂美月

    父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。
    あざやかに季節がめぐる彼女の4年間と不穏な事件の行方を、繊細な筆致で描き出す―
    気鋭が全身全霊を込めた、烈しくも切ない成長物語。
    (「BOOK」データベースより)

    第30位十字架のカルテ(29点)


    著者:知念実希人

    心の闇を暴くミステリーの新境地!
    罪を犯した本当の理由とは―
    精神鑑定医・影山司が繰り広げる、究極の頭脳戦。
    (「BOOK」データベースより)

    人気シリーズの三上延、「このミス」初選出の彩坂美月らが登場。

    「ビブリア古書堂シリーズ」でおなじみの三上延や、デビュー後は文学賞とは無縁でしたが『向日葵を手折る』で29位に選出された彩坂美月らが名を連ねました。
    彩坂美月は恩田陸ファンとのことで、その恩田陸とわずか2点差の評価とは、本人は感慨深いものがあるかもしれませんね。

    あらすじの「ノーパンすき焼きスキャンダル」が衝撃的な月村了衛『奈落で踊れ』。
    米澤穂信と並んでの「Mr.このミス」ですが、今年度は26位に甘んじました。
    「機龍警察シリーズ」も3年発刊されていませんが、もしシリーズ最新刊が発表されればランクインは必至か!?

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  • 第31位 ⇒ 第40位

    第31位ワトソン力(28点)


    著者:大山誠一郎

    目立った手柄もないのに、なぜか警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。
    行く先々で起きる難事件はいつも、居合わせた人びとが真相を解き明かす。
    それは、和戸が謎に直面すると、そばにいる人間の推理力を飛躍的に向上させる特殊能力、「ワトソン力」のおかげだった。
    殺人現場に残されたダイイング・メッセージ、雪の日の不可能犯罪、バスジャックされたバス内の死体…。
    今日も和戸を差し置いて、各人各様の推理が披露されていく!
    謎解きの楽しみが目白押しの本格ミステリ短編集!
    (「BOOK」データベースより)

    第32位赤い部屋異聞(27点)


    著者:法月綸太郎

    日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。
    新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪った“殺人遊戯”について語り始める。
    少しも法律に触れない、安全至極な殺人法とは―
    そして恐るべき身の上話ののち、仰天の結末がT氏を待ち受けていた!(「赤い部屋異聞」)
    乱歩の名作をアレンジし、どんでん返しのつづら折りが見事な表題作ほか、都筑道夫のホラー短編を下敷きにした“決して最後まで読めない本”の怪異譚「だまし舟」(書き下ろし)など、マニアであれば二度おいしい、絶品揃いの全九篇。
    (「BOOK」データベースより)

    第33位オレだけが名探偵を知っている(26点)


    著者:林泰広

    新川綾が事故に遭い手術をした。
    綾には幼い娘・青葉がいるが父親である新川昭男は仕事でまったく連絡が取れない。
    青葉の叔父、秋山礼人は新川が重役を務める会社「ブッシュワッカー」に行くが、社長の城之内は新川への連絡自体を拒否する。
    絶対的独裁者の会長・座主の命令で、会社の地下の巨大な密室と化した迷宮で何かが行われており、新川はそこにいるらしい。
    すったもんだの末に、中に入ると、五人の男女の遺体が発見された。
    そして密室の中の密室、外側から鍵のかかったコンテナから、唯一の生存者が発見された。
    この事件はいったい何だったのか―
    秋山は独自に事件の再検討を行うが…。
    奇才が仕掛けるトリッキーな罠、罠、罠。
    真相に呆然となる野心溢れるミステリーの傑作!
    (「BOOK」データベースより)

    第34位プロジェクト・インソムニア(25点)


    著者:結城真一郎

    「年齢・性別・属性の異なるメンバーが夢の世界で生活を共にする」。
    特殊睡眠導入剤“フェリキタス”の開発で莫大な財を成した、ソムニウム社による極秘人体実験“プロジェクト・インソムニア”。
    被験者に選ばれた蝶野は、心に癒えぬ傷を抱えた失意の日々から一転、自らの願望を具現化できる“夢”の世界に魅了されてゆく。
    しかし、とある“疑念”の発露が、完全なる理想郷を突如おぞましい悪夢へと変貌させる。
    ここは夢か、それとも―。
    蝶野のかつての盟友、蜂谷が囁く。
    「聞いたことないか?夢の中で死ぬと、現実でも死ぬっていう都市伝説」。
    世間を震撼させたバラバラ殺人事件、消えた天才ピアニスト、口径が合わない大量の銃弾、そして、終わらない殺害予告。
    幾重にも張り巡らされた“悪意”の連鎖が前代未聞の惨劇を呼び起こす。
    巧緻にして大胆不敵、期待の俊英による新感覚ミステリ。
    (「BOOK」データベースより)

    第35位DASPA吉良大介(24点)


    著者:榎本憲男

    DASPA―国家防衛安全保障会議。
    テロをはじめ国家の非常事態に的確に対応するため、内閣府に設置された各省庁からの選抜精鋭チーム。
    吉良大介―警察庁警備局出身、要となるインテリジェンス班サブチェアマンに抜擢されたキャリア官僚。
    「日本をバージョンアップする」が口癖の長身イケメンのこの男、仕事はできるが女性に弱い。
    DASPAのスタートを目前に控えた日、中目黒のマンションでひとりの白人男性が毒殺された。
    その目的は?背後で蠢くものとは?
    人気シリーズ『巡査長 真行寺弘道』とリンクする著者渾身の痛快エンターテインメント小説。
    (「BOOK」データベースより)

    第36位ノッキンオン・ロックドドア(23点)


    著者:青崎有吾

    密室、容疑者全員アリバイ持ち―
    「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。
    ダイイングメッセージ、奇妙な遺留品―
    「不可解」な事件の解明を得意とするスーツの男、片無氷雨。
    相棒だけどライバル(?)なふたりが経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」には、今日も珍妙な依頼が舞い込む…。
    新時代の本格ミステリ作家が贈るダブル探偵物語、開幕!
    (「BOOK」データベースより)

    第36位ジョン・ディクスン・カーの最終定理(23点)


    著者:柄刀一

    巨匠J・D・カーが挑み、見事謎を解き明かしたもののその真相はなぜか失われている、第二次世界大戦前夜のロンドンで起きた超常的犯罪。
    それは「ジョン・ディクスン・カーの最終定理」と呼ばれていた。
    やがて、世紀を超えて日本にもたらされたこの謎に挑むべく集まった学生たちは、新たな“不可能犯罪”に直面する―
    短編「ジョン・D・カーの最終定理」を完全改稿の上長編化。
    (「BOOK」データベースより)

    第38位ムシカ 鎮虫譜(22点)


    著者:井上真偽

    スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。
    そこには霊験あらたかな音楽の神が祀られているという。
    しかし、上陸し神社をお参りする彼らを待っていたのは、なぜかカメムシの大群だった。
    カマキリ、スズメバチ、ムカデ、そして…。
    次々に襲撃される彼らの危機に現れた謎の巫女たち、そして、虫の怒りを鎮める音楽「鎮虫譜」の真実とは?
    (「BOOK」データベースより)

    第38位世界樹の棺(22点)


    著者:筒城灯士郎

    美しく平和な小国で、王城にメイドとして仕える少女、恋塚愛理。
    内部に街が存在し、“古代人形”が暮らすという巨木“世界樹の苗木”の調査に出向いた愛理は、謎の棺を洋館へ運び込む少女たちと出会い―密室殺人に巻き込まれてしまう!
    殺された少女は、そして殺した犯人は、人間か、人形か?
    “世界樹の棺”の秘密が暴かれたとき、世界の姿は反転する―!
    文学界の巨匠・筒井康隆が認めた異才・筒城灯士郎が圧倒的スケールで放つファンタジー×SF×ミステリー巨篇、ここに爆誕!!
    (「BOOK」データベースより)

    第40位赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(21点)


    著者:青柳碧人

    日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。』に続き、西洋童話をベースにした連作短編ミステリが誕生しました。
    今作の主人公は赤ずきん!
    ――クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。
    「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載!
    こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。
    全編を通して『大きな謎』も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません!
    (出版社内容情報より)

    第40位デルタの悲劇(21点)


    著者:浦賀和宏

    ひと気のない公園の池で10歳の少年の溺死体が発見された。
    少年をイジメていたクラスメイトの悪童3人組は事件への関与を疑われることを恐れたが、真相は曖昧なまま事故として処理される。
    ところが10年後、少年の幼なじみを名乗る男が3人の前に現れ罪の告白を迫ってきた。
    次第に壊れゆく3人の日常。
    果たして少年を殺したのは誰なのか。
    人間の本性を暴き出し、二転三転しながら迎える衝撃の結末。
    予測不能の神業ミステリ!
    (「BOOK」データベースより)

    またまた新鋭、そして昔話ミステリが登場!

    結城真一郎が『プロジェクト・インソムニア』で初選出!
    デビューしてまだ2年という新鋭作家で、本作が2作品目とのこと。
    今年度は本当に初選出の若手が台頭しており、本当に嬉しく思います。

    第38位には、筒井康隆の作品『ビアンカ・オーバースタディ』の続編を「勝手に」描いて「第18回星海社FICTIONS新人賞」を受賞したという超異色の経歴の持ち主・筒城灯士郎が『世界樹の棺』で選出。
    もちろん現在では許可を取っているそうですが、もし許可が降りなかったらどうするつもりだったのでしょうね(笑)。

    そして昨年度に引き続き異色の昔話ミステリ『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』が登場!
    アイディア一発のイロモノかと思いきや間髪入れずの続編とは平伏です。

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